2008年12月7日日曜日

「御馳走場」って何?-関宿その2

「御馳走場」という言葉は現代では使いませんが、その昔大名行列などの到着や出立の際、地元の役人が挨拶に出向いた所だそうです。一種の迎賓館だったのでしょうか? 2km弱の宿場沿いに4箇所あったようで、そのひとつが再現されていました。白壁をめぐらせた立派な建物です。大名ご一行様の宿舎としては、あちこちに「本陣」が設けられていたようです。

一般の旅人は旅籠に泊まるのですが、関宿を代表する旅籠屋「玉屋」は、往時の姿でほぼ完璧に残っていました。玄関土間から厨房、中庭、離れ座敷、裏庭と土蔵にいたるまでの通路が一本通っていて、その左手と2階が座敷になっています。薄暗がりの帳場に正座しているのは、宿の主人か番頭の亡霊? 土間には、宿泊客の足洗い桶がおいてありました。今はお客様を泊めていません。

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