2008年12月7日日曜日

伊勢の古くて新しい味-伊勢行その4

今回伊勢志摩で、私が生まれて初めて食べたものを、3品ご紹介します。

画像1は、「伊勢うどん」です。何回もこの地域に来ながら、一度も食べたことがなかったので、試しに食してみました。茹でたうどんに、醤油、みりん、極少量のだし汁を混ぜ合わせたものをサッと上からかけただけの、汁気無しのうどんです。うどんは柔らかめで、モチモチしていて、讃岐うどんの舌触りと全く違います。少し甘めで、不思議な美味しさです。このセット御膳は、800円。

画像2-鳥羽の旅館「海月」の夕食に供された「伊勢海老の竹輪」。伊勢海老の尾の身をすりつぶして、太目の竹に巻きつけ、炭火で焼いた竹輪です。これは絶品!贅沢な味です。多分、日本一原価の高い竹輪でしょう。

画像3-菅島の旅館「別館村田家」で供された「海苔の佃煮」。通常海苔の佃煮は、生海苔を醤油やみりんで煮込んだものです。しかし村田家のものは、生海苔をいったん乾燥させ、何枚か重ねてから裁断したものを、醤油やみりんで煮込んだものです。糊状の食感ではなく、厚めの昆布の様な歯ざわりなのに海苔の味、という複雑な感覚の一品です。先代女将の工夫の逸品。

ご馳走様でした。
  

0 件のコメント: